北大路魯山人 展
ー器食同源・美食の器ー
吉兆庵美術館コレクション
現在 三重のパラミタミュージアムで開催中です。
陶芸界にひときわ異彩を放つ 『北大路魯山人』。
あまりに有名な言葉 「うつわは料理のきもの」 という魯山人は四季折々の料理に合わせた器
を制作し発表してきました。作陶だけではなく 書や印章の制作等の多彩な芸術分野に才能を
発揮した人物です。
大正14年には高級料亭《星岡茶寮》を開設し、料理・料理の器はもちろんの事 内装や従業員の服装に至るまで演出し 財界人・著名人にもて映やされ、盛況を極めました。
魯山人の信条
「自然は芸術の極致であり、美の最高である」
「私の人生は、生来美が好きだ。人の作った美術作品も尊重するが、絶対愛重するものは
自然である。“自然美礼賛一辺倒”である。山でも水でも石でも、草木はいうに及ばず、禽獣魚介、
その他何でもこざれで、みながみな美しくてたまらない。だから、絶対好きである。」
魯山人の器を見ていると 引き込まれる感覚になる。のびやかで美しい陶器の中には魯山人の
自然美に感動する心があるのかな。
魯山人の言葉で私が好きなのは・・・創作は智恵が先じゃない、心が先だ、真心の発露だ、
真心あって、それを扶ける智恵が補佐役として付き従えば
良いのだと感ずる。
ちなみに 今回気になった陶器は・・・雲綿大鉢や織部風御ふぎ(扇鉢)でした。
魯山人の器で食事できたら幸せでしょうね!
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