まずは長野県軽井沢 にある建築をいくつか紹介したいと思います。
最初に紹介するのは≪石の教会≫です。この建物はキリスト教の代表的指導者 内村鑑三 が
理想とした[無教会思想]を建築家 ケンドリック・ケロッグが創造し形態として作り上げた教会です。
祭壇も十字架もない空間は凛とした緊張感に包まれていて、いくつも重なるガラスと石のアーチは
何か有機的で今まで見た教会にはない神秘的な空気を感じました。
教会内部
教会天井の光(ガラス)と影(石)
次に紹介するのは≪星のや 軽井沢≫です。
この場所は100年の歴史がある星野温泉をこれからの100年を見据えて
生まれ変わらせたリゾート地です。
設計は東 環境・建築研究所の東利恵を中心としてランドスケープをオンサイト計画設計事務所
が担当し、施主も一体となって計画された。
コンセプトは・・・新しくはあってもどこかに懐かしさを感じるような谷の集落とその風景をつくる・・・。
だそうです。客室や、それ以外の建物が分棟化し、細分化してあり、それが地形の傾斜を生かしな
がら配置されています。
客室は床座リビング・ベンチソファ・テラスの椅子等・・・一日中部屋にいてもくつろげる工夫が
してあります。
客室にはTVは無い、その代わり音楽CDや書籍の貸出があり非日常を自然の中で感じられる
様になっていました。
2005年に出来たこの場所も時間の経過と共にこの場所に根づいていくように感じられる
場所でした。
川辺に見立てて庭へとつながる。
客室の中から。
段状の水があふれる棚田状の庭。
なんだか懐かしい感じです。
[星のや]レセプションの近くにあるハルニレテラス。
14の店舗(飲食店等)があり、[星のや]より遊歩道で繋がる。
この場所の設計も[星のや]と同じです。
春楡の木々と川を流れる水音が心地よい場所です。
最後は、メルシャン軽井沢美術館です。
建築家ジャン・ミシェル・ウ″ィルモットによるウイスキー樽貯蔵庫を改修した美術館です。
メルシャン美術館の入口です。
今回は・・・アンドレ・ケルテス写真展・・・です。
20世紀前半のモダニズム写真の先駆者。構図が面白く、直線と曲線、光と影。
建築空間に通じるものを感じます。
1968年の明治神宮の写真等・・・・・日本の写真も有りました。
この季節 敷地内は新緑で気持ちが良いです。
以上。
おまけに・・・。
[星のや]レセプション内にあった楽器?
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